生涯成績16戦12勝(2着3回)、最着順は3着。北米最古の競馬情報誌The Blood-Horse誌が選ぶ20世紀のアメリカ名馬100選第82位。アメリカの芝のマイル最強馬決定戦であるブリーダーズカップ・マイルを2連覇。90年代の欧州マイル戦線最強の牝馬。それがMiesque(ミエスク)です。

初仔のKingmambo(キングマンボ)が13戦5勝(GI 1勝)で種牡馬入りし、GI5勝のLemon Drop Kid、98年ジャパンカップ馬のエルコンドルパサーなどを輩出するなど、自身の競走成績だけではなく優秀な馬でした。

そんなミエスクが国内で知られている原因の一つは、間違いなく競馬ゲーム「ダービースタリオン」にあると思います。ダビスタは90年代に競馬ゲームブームの中心となったゲームで、プレイヤーは生産者・馬主・調教師を兼任して馬を育て上げていきます。ゲームスタート時、プレイヤーに与えられるのは1つの牧場と1頭の繁殖牝馬とわずかな資金で、いかにして競走馬を走らせて資金を稼ぐのかというのに頭を悩ませる事になります。

初期繁殖牝馬は評価額1000万円以下で、ある程度の能力しか持っていないわけですが、高額になるとそれに見合った能力を持っています。長らくシリーズ中で最高級牝馬として登場したのが「サヨナラ」と「パリティビット」という牝馬で、このうちサヨナラのモデルがミエスクだったのです。(一方のパリティビットはWeekend Surprise(A.P.Indyの母)がモデル)

ダービースタリオン内では繁殖牝馬は年を取ると受胎率が下がり価格も下がるものなのですが、サヨナラは例え高齢になってもかなりの高額でないと購入できず、お金を貯めてようやく競り市でサヨナラを購入したのに、高齢だったから出産前に死んでしまったという経験を持っている人もいるはず。しかし、その分だけ産駒はよく走る馬でした。

そうやってダビスタプレイヤーにトラウマと思い出を残したサヨナラ(ミエスク)ですが、2011年1月20日に老衰のため27歳で亡くなりました。ダビスタでも、近作にはもう登場しておらず、ひっそりと去っていったという感じです。

近ごろはダビスタに触る事もなくなりましたが、久々にダビスタIIIを起動してサヨナラにミスプロ系種牡馬をつけてみたくなりました。

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