温泉女将ふたりの事件簿2 日光鬼怒川殺人ライン

温泉旅館(ホテル)の若女将と女将が事件に挑む人気シリーズ第2弾。若女将役は菊川怜、女将役は木の実ナナ、女将の息子で若女将の旦那役は山崎樹範。温泉もの、かつ嫁姑もの。なぜ温泉旅館の女将が事件に首を突っ込むのかという点は気にしてはいけない。これはサスペンスのお約束。

ところで、ちょっと2時間サスペンスに詳しい人なら、若女将と女将が事件に挑むシリーズって第2弾どころではないのでは?と気づいたかも。それは、1994年からテレビ朝日系列で放送されている「温泉若おかみの殺人推理」シリーズで、若女将は東ちづる(当初は大島さと子)、大女将は岡田茉莉子(大島時代は南田洋子)というもの。「温泉女将ふたりの事件簿」では旦那は温泉を継がずに学校の先生をしていて、一方の「温泉若おかみ」では若旦那として大女将の尻に敷かれているという違いはあるが、コンセプトはほぼ同一。これは……(ゴクリ)

疑惑はさておき、温泉ものなので入浴シーン(いわゆるサービスシーン)が複数回用意されており、かつポロリはないのでファミリーでも安心。事件も、不倫関係を脅迫されたことで、逆に脅迫者を殺してしまうというオーソドックスなものであり、様式美が尊ばれる2時間サスペンスにおいては優等生的な作品。

ただ、テレ朝に比べてテレ東は予算が少ないのか、女将と若女将の着物が化繊。つまり安物。菊川怜の着付けは肩の補正がヘタ&尻の補正が見えてるという若女将らしからぬもの。女将の木の実ナナは、ずっと赤い襦袢の左衿を見せていて、これは着崩れではなくて木の実ナナが好きだからこういう着方をしているっぽいのだけれど、それは芸者さんの着方でしょう?いや、温泉の女将さんが芸者上がりだったりしてもおかしくはないけどさ。

相田翔子は、角度によっては一児の母とは思えない若さを見せるときもあるけれど、時折50代かというぐらいに老けてみることもあって不思議。一時期バラエティに出ていたときはとにかく天然キャラだったけれど、ドラマだと落ち着いた役が似合う。

菊川怜の演技力は決して「上手い!」というものではないけれど、月曜の捜査指揮官は菊川怜だったらしっくり来たのではと思う。なんといっても本人が東大卒のインテリなのでキャリア役にはぴったり。試してみてくれないものか。

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