宮崎駿監督の引退は、これまで口にしていたものとは違って今度こそは本当のものとなりそうです。引退の辞には「ぼくは自由です」と書かれていて、会見で次の仕事は「今までやりたかったけれど手をつけられなかったもの、アニメーションではない」と語っていたことから、美術館の手入れかマンガか何かなのだと思います。

で、この会見でもう1つ明らかになったのが、スタジオジブリが来年夏になにか新作を公開するらしいということ。これは鈴木敏夫プロデューサーの口から明かされたもので、鈴木Pは現在取りかかっている「かぐや姫の物語」をなんとか現在の予定通り10月23日に公開して、この夏の作品へ……と考えているみたい。

会見からすると宮崎駿監督作品ではなく、また、現在作品を作っている最中の高畑勲監督作品でもない、この謎の作品。いったい誰が監督なのか、どれぐらいの長さなのか、そもそもどういう位置づけの作品なのか、まったく不明です。短編だと監督不在で作ったものもあるので、そういう形式なのかも。

そういえば、先日「スタジオジブリとカラーが合流して「風の谷のナウシカ新劇場版」制作へ」なんて妄想記事を書きました。本当に妄想に終わってしまいそうなコレ、ちょうど会見で宮崎監督が質問を受けていました。「風の谷のナウシカの続編を作る予定は?」に対して、監督は「ありません」ときっぱり断言。ただ、これは流れから見て「(僕が作ることは)ありません」だと解釈すべきなのではないかと思っています。同じ会見の中で、ジブリは宮崎駿という重しが取れたのだから、もっと内部から企画が出てくるべき、若手が声を上げるべき、ということを言っていて、これは「今のジブリスタッフは自分で企画を出そうとしないが、作りたいなら企画を出せ」という叱咤激励だと取れます。

この発言からすれば、庵野秀明が「宮さん、ナウシカ2を作りたいです。作っていいですか」と企画書を持ち込んできたのなら、宮崎駿がOKしていてもおかしくはない。「風立ちぬ」の取材の流れで、「宮崎駿が庵野のナウシカ2にOKサイン」なんて話が出ても不思議はないということです。

……本当に、ナウシカをラストまで作る「風の谷のナウシカ新劇場版」が作られるなら見に行くんですが、どうなりますか……。