空想が好きだった。
何もせずにひたすら空想の世界に浸るのが好きだった。
空想はいつしか創作に変わった。

中二で書いた初めての作品。『1×9』
才能の限界を知った。
書きたいものが書けない無力感。
どう表現したらいいのかわからない絶望感。
そんなことを思いながらもがき続けた。

中二終了時のヒカル
ストーリーG
キャラクターG
オリジナリティーF
会話文F
地の文G
心理描写G
情景描写G

中三になり、ヒカルは運命の出会いをした。
【四畳半神話大系】だ。
とんでもなく面白いアニメだった。
原作の小説を読んだ。
面白かった。
同じ作家の【太陽の塔】を読んだ。
生まれて初めて文章を読んで感動した。
これを真似すれば小説書くの上手くなるんじゃねと思った。
上手くなった。
でも、まだまだ。
書きたいものはこれじゃないんだ。

中三終了時のヒカル
ストーリーG
キャラクターF
オリジナリティーD
会話文D
地の文F
心理描写G
情景描写G
代表作は修学旅行中に書いた短編連作の『ごてんっ!』とラブコメじゃないラブコメ『Thinking Loving』

高校生になり、報道部に入った。
本格的に書くようになり、ヒカルの能力は格段に上がった。
ヒカルの「真面目そうな見た目から繰り出される滑稽な小説」で同級生の乾いた笑いを得た。
斬新なものが書けるようになってきた気がした。
急展開という持ち味を手に入れた。

高一終了時のヒカル
ストーリーF
キャラクターE
オリジナリティーC
会話文D
地の文F
心理描写F
情景描写G
代表作は世の中の不条理を描いた『僕の恋は始まらない』

高二になった。
ヒカルは中学時代の代表作『ごてんっ!』シリーズをついに解禁。
充実したシーズンを送ることができた。
夏にはとんでもない事件が起きた。
ヒカルの眠っていたシスコンとしての才能が爆発したのだ。
そこからは書きたいものが欠ける気がしてきた。

高二終了時のヒカル(+シスコン)
ストーリーE
キャラクターD
オリジナリティーB
会話文C
地の分D
心理描写E
情景描写G
代表作は半分ノンフィクションクション『真面目まじめで三千里』

迎えた高校生活最後の年。
ヒカル最高傑作『Thinking Loving』を解禁。
高校生活最後の文化祭では最終兵器『神にネガイを』が満を持して登場。
書き切った。
その言葉が最高に似合っていた。
ヒカルの古い友人は「勢いがあった」とコメントしていた。

現時点でのヒカル
ストーリーD
キャラクターC
オリジナリティーB
会話文C
地の分C
心理描写D
情景描写G
代表作は『Thinking Loving』



とまあこんな感じである。
書きたいものを(ある程度)書けるようになるまで約四年。
長いと思うか、短いと思うか。
しかし、一番大切なことは「書くことを楽しむ」ことである。
四年間、書くことを辛いと感じたことは四か月しかない。

ここまでほぼ必要のない独り言を続けてきた結論は!
「好きこそものの上手なれ。ガチのプロを目指してない限りは、そこそこの努力である程度の結果はついてくる」

報道部の後輩諸君。
たのしい物書きライフを楽しんでくれたまえ。

大学卒業時のヒカル(目標)
ストーリーB
キャラクターA
オリジナリティーS
会話文A
地の分B
心理描写B
情景描写G

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