因果応報の見本のような事件が、スペインにて起こりました。

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事の発端は2003年にさかのぼります。

スペイン人の兄弟が、スペイン最高の巨匠フランシスコ・デ・ゴヤ作「アントニオ・マリア・エスキベル」の肖像画に出会うのですが、彼らは本物だと信じて総額27万ユーロ(約3600万円)のうち2万ユーロ(約270万円)を前金として支払いました。

ところが絵には証明書が付属しておらず、さらに専門家がオリジナルのゴヤではないと鑑定したことから訴訟を起こし、残りの25万ユーロを支払わずに所有権が彼らに移ることになりました。

それから7年が経ち、この兄弟は疑わしいままの絵をどうにか売ってしまおうと決断します。するとアラブのシャイフ(首長)だという富豪バイヤーが現れ、400万ユーロ(約5.4憶円)を支払う流れになったそうです。

兄弟は仲介屋を利用し、イタリアのチューリンでゴヤの絵と証明書(偽造)を引き換えに、1回目の支払い170万フラン(約2億円)を受け取りました。

偽物を売りつけることに成功し、気をよくした兄弟が現金をジュネーブの銀行に持って行くと、銀行側からその170万フランはコピーされた偽札であると伝えられたのです。

さらにフランスの税関は、兄弟が偽札を持って国境を渡ったことをスペイン警察に連絡し、ふたりはスペインに入国するや否や逮捕の運びとなりました。

贋作をどうにかしようとしていたところに偽札で買おうとする人が現れる。実に運命的な偶然。なんだか小説の1エピソードのような話ですね。

二度も騙されたスペインの兄弟は、残念ながら見る目が無かったようです。何事も真実を見極めるのは重要ですね(無難なまとめ)

参考&画像元:http://labaq.com/archives/51844802.html

ソース:http://arbroath.blogspot.jp/2015/02/conmen-selling-fake-goya-painting-were.html

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