どうも、狼蘭です。
例によってミステリの話です。はい。
皆さん、ミステリって読みますか?ミステリと云えば、探偵がいて、事件を謎といていって……と云ったような話ですよね。
たとえばドラマとかでも、最後にちょっと出てきた人が犯人だったりしたらいらいらしません?
ミステリはフェアが鉄則!というわけで、昔にそのような掟を定めた方がいました。
その方が、Mr.ロナルド・ノックス。1888年生まれのイギリス人。
彼が定めたのが、「ノックスの十戒」
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犯人は物語の当初に登場していなければならない
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探偵方法に超自然能力を用いてはならない
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犯行現場に秘密の抜け穴・通路が二つ以上あってはならない
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未発見の毒薬、難解な科学的説明を要する機械を犯行に用いてはならない
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中国人を登場させてはならない
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探偵は、偶然や第六感によって事件を解決してはならない
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変装して登場人物を騙す場合を除き、探偵自身が犯人であってはならない
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探偵は読者に提示していない手がかりによって解決してはならない
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“ワトスン役”は自分の判断を全て読者に知らせねばならない
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双子・一人二役は予め読者に知らされなければならない
といった、ミステリというか物語の構成の基本を説いた掟。
まず、犯人は最後に登場するなんてだめ。超自然能力や、第六感に頼るのはアンフェア。
手掛かりは読者に全てしらさなければいけない、こうしないと読者が謎解きできないですからね。
自分で謎を解いて犯人を当てた時の快感、それがミステリのだいご味ですよ!
ただ、ノックス自身この十戒を破った作品も書いていますし、「十戒」の記述の裏を掻いて驚くべき小説を書きあげている作家さんもたくさんいらっしゃいます。
またこの十戒は、ノックス氏のユーモアから生まれたという説もあります。
ミステリの掟を定めたのは、もう一人いらっしゃいます。
その方は、次の記事で御紹介しようかと思っていますので、こうご期待!
参考元:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%81%AE%E5%8D%81%E6%88%92