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【第六回】日本文学奇書に挑戦!【夢十夜】

狼蘭です。

最近ずっとこのシリーズです。しかしまだまだ読みたい本はたくさんあります。

本は読んでも読んでも尽きませんからね。

今回は、近代文学を紹介しようと思います(バックナンバーはこちら

 

今回紹介するのは、「夢十夜」(夏目漱石)

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○作者について

夏目漱石(1867-1916)

本名、金之助

代表作に、「吾輩は猫である」「坊っちゃん」「三四郎」「草枕」「こころ」などがある。

○作品について

1908年、朝日新聞で連載された短編集。

「第一夜」から「第十夜」までの10の短編が収められており、漱石としては珍しい幻想小説

映画化に、「ユメ十夜」(オムニバス映画)、「夢」(黒澤明監督)などがある。

青空文庫でも、出版中

 

○あらすじ

「こんな夢を見た」から始まる十のお話。

過去から、現在から、未来から、いろいろな時代の不思議な物語が、描かれている。

 

○感想

幻想的な世界と、儚い登場人物たち、

夢の中だと思えば、何もかもがありえるのだけれど……。

そんな不思議な物語に、ぐいっと引き込まれるような感じがする。

漱石の小説の中でも、比較的読みやすい、軽いタッチの作品だ。

私は、「第七夜」が一番好きだ。

どことなく西洋感漂う場面で、一人の青年と、私との姿が、同化するようなそんな気がする。

 

授業に、「ユメ十夜」の第六夜、第七夜を見たのですが、

「これ、私には受け入れられないなあ」

と思いました。作品を映画化するのは難しいですね……。

もしも映画を見る方、本を読んでからではなく、読む前に見た方がいいですね。

阿部サダヲさんや、戸田恵理香さんも出演されている最近の映画なので、ツタヤにあるかもしれません。

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読んでも読んでも尽きない本を、読み続けるのは面白いですよ

 

参考元:http://blogs.yahoo.co.jp/hagetaka0/55488177.html

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A2%E5%8D%81%E5%A4%9C

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%8F%E7%9B%AE%E6%BC%B1%E7%9F%B3

http://eiga.com/movie/33829/

 

作成者: 狼蘭

2015/3/4:卒業
小説を書いてる活字中毒な人。
今一番好きな言葉―「皆、思い込みを信じて自分勝手に生きているだけなんです。なら思い直せば別の世界にいける。過去なんてものは、もうないんです。未来が無いのと同じように」(関口巽)
京極夏彦「陰摩羅鬼の瑕」より
余談:アニメ版関口先生が無駄にイケメンで辛い