どうも、狼蘭です。

前々からずっとやっているシリーズ、「日本三大奇書に挑戦!」

いったんは終了したのですが、日本にはまだまだ奇書がたくさんありますので、

およばずながら、私が読了した限り、いろいろと御紹介させていただこうと思います。

前回までの記事は、こちらから御参照ください。

 

と云うわけで、今回は「姑獲鳥の夏」(京極夏彦著)

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タイトル、何て読むか分かりますか?

「姑獲鳥」と書いて「うぶめ」と読みます。

姑獲鳥とは、日本の妖怪で、子供を産まずになくなった妊婦さんが化けて出たモノとされています。

道端にたっていて、子供を抱かせようとしたり、気に行った人には幸福を与えたり……などなど、地域によって言い伝えは異なります。

 

作者、京極夏彦は1963年生まれの、推理小説作家。

1997年、2002年と候補に挙がりながら、2003年、「後巷説百物語」で直木賞受賞。

先日、「豆腐小僧」が映画化したこともあり、知っている方も多いんじゃないでしょうか?

彼は、大沢在昌氏、宮部みゆき氏とともに、「大極宮」というオフィスを立ち上げています。

 

「姑獲鳥の夏」は、過去に映画化。

また、「メフィスト賞」の創設のきっかけにもなりました。

 

○「姑獲鳥の夏」あらすじ

主人公、関口は、名家久遠寺家の奇妙な噂を耳にする。「二十カ月も、子供を身ごもっている女性がいる」と。

彼は、友人の古本屋であり祈祷師(?)でもある京極堂に「この謎が解けるか」と相談する。

二十カ月も子供を身ごもっている久遠寺梗子、梗子の夫牧郎の失踪、連続嬰児行方不明事件、

さまざまな謎を解き明かすため、「拝み屋」京極堂がたちあがる……。

 

○感想その他

奇書と称されるだけあって、重厚な語り口だが、テンポはよく、一度読んだら引き込まれるほどの魅力を持っている本だと思う。

ただ、最後のトリックの種明かしが、「はあ?」とあいた口がふさがらないほどのしっくりしないオチで、

「これはバカミスなのでは」と言う人もいる。

オチが常識をはるかに逸しているので、一度読むと「何だこれ」となるのだが、二度三度読むと、

「こういうこともあり得るかも……?」と京極ワールドにとらわれてしまうほど、この本はなにか不思議なものがあるのだと思う。

 

この本はとてもお勧めなので、是非読んでみてくださいね!

 

次、番外編といたしましては、「匣の中の失楽」(竹本健治著)を行きたいと思います。

 

皆さん、本を読むのはとても面白いですよ。

 

画像元:http://plaza.rakuten.co.jp/pfukyama/diary/?ctgy=4

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