千里高校では、毎年この時期に千里フェスタという、この一年間生徒たちが研究した成果を発表する場があるのですが、3/20は千里フェスタ四日目。千里高校関係者以外も見れる一般公開日です。

そして、千里フェスタのメインイベントといえば、視聴覚室での発表。千里高校の生徒や校長先生に加えて、SSHの偉い人など、学校内外から注目を集めること間違いなし。そのトップバッターというのは、実にプレッシャーがかかるものです。

学校長や、その他来賓の方々の挨拶が終わった後に始まるのは、『サボニウス型風車による風力発電』。いったい誰の発表なのでしょう?

私です。

念のためもう一度。

私です(^q^)。

ええ、晴れてトップバッターを務めました、KIリュウです。とても緊張しました。

今回はこの研究の発表者である自分の意見を加えながらゆるりと発表を振り返る、さながらオーディオコメンタリーとでもいったような形式で書いていきます。

まずは研究対象となったサボニウス型風車について。

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個人的には見かけたことがある人ってのが少ないことに少し衝撃を受けました。公園とかの街頭に太陽光発電と埋め込まれてたりするんですけどね。

ネット版ということで、こんな感じで映像を簡単に紹介できるのがいいですね。今度万博に行く用事があれば見に行ってみてはどうでしょう。意外とすぐ見つかります。

原理はというと、説明しにくいのですが、ざっくりいうと

①風が風車に当たると、風車を回転しようとする力とそれを妨げる力が発生

②一方風は風車の内側の空間を抜けていくとき、妨げる力を抑える力が発生

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で、効率よく回るのですが、いまいち文章だと分かりにくいですね。どうしても気になる人は報道部を訪ねましょう(新一年生は入部届をもって)。

それから、この記事でどうしても伝えたいのがこちら、自作の風洞です。

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風を安定させるために作ったこの風洞は今回の風力発電の研究の二大発明品といっても過言ではありません。ただ、この風洞はある欠点があるんですよね……(欠点は後述)

 もう一つの発明品はこちらの透明なサボニウス型風車。こいつの制作にかなりの時間を費やしました。とくに、風車の羽根の曲線。このままで固定するために、曲線の切れ目を上下のアクリル板に入れたり、細い透明な棒を使って補強したり、工夫と試行錯誤の応酬でした。ある来賓のかたが、「これは工学寄りの物理学の研究」とおっしゃっていましたが、まさにその通りです。

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物理に実験は付き物。というわけで、肝心の実験結果ですが、中心の羽根の間隔が異なるものを3種類用意して風洞内で回し、その結果最も間隔が小さいものがよく回り、発電量が大きいことが分かりました。

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しかし、残念なのは、最もよく回る風車以外の二つの計測した数値が同じになってしまったことです。原因の一つとしては、風洞が弱い風しか起こせなかったからだと考えています。これがさっき述べた風洞の欠点です。発表後の質疑応答でもこのことが指摘されましたが、要するにこういうことです。今度引き継ぐ人は換気扇の風力を向上させることでより正確なデータが得られるのではないでしょうか。あ、あと透明な風車はこの実験に使っていません。

 

 

じゃあ、透明な風車どこに使ったんだといわれる前に言っておきますが、使ってません。

本当は透明な風車を使って中の空気の流れを観察しようとしたのですが、時間が足りませんでした。

??「ええっ?!それじゃ長い時間かけて作った風車は無駄ということですかぁ?!」

「本当に申し訳ない」

まあ、この研究を引き継ぐ人には役に立つでしょう。多分。あ、でも引き継ぐ人に一言。『ペットボトルの曲線を使ったほうが早い』。

 

 

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