by 401(K)2012
黒々とにごった銀行支店を、「狂咲」とあだ名される、敏腕テラーが、銀行幹部ごとぶった切る!
今回紹介するのは「不祥事」(池井戸潤)です
○作者について
池井戸潤(1963年~)
三菱銀行に入行後、退職して作家に転身。
1998年、『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞受賞
2011年、『下町ロケット』で第145回直木賞受賞。
『オレたちバブル入行組』(2004年出版)、『オレたち花のバブル組』(200年出版)、『ロスジェネの逆襲』(2012年出版)の三作は、「半沢直樹シリーズ」と呼ばれ、ドラマ「半沢直樹」の原作となった。
○作品について
2004年、実業之日本社より出版
2007年、講談社文庫より出版
2008年、講談社文庫新装版として出版
○あらすじ
安穏な態度の相馬と、いいたいことは何でも言う花咲舞―あだ名は「狂咲」―は、東京第一銀行勤務。
2人はトラブルを抱える支店を回り、指導、問題を解決する部署にいた。
「ベテラン女子行員はコストだよ」とほざく幹部を、狂咲がめったぎる!
さまざまな支店での物語、腐った銀行を、変えることは出きるのか!?
○感想
タイトルだけ見ると、社会派小説のようだが、案外そうでもない。
銀行特有の用語も出てくるが、丁寧な解説がついているので、すらすらと読める。
銀行を舞台にしたエンタメ小説は、初めて読んだので、最初はどんなもんかと思ったが、読み始めるととまらないぐらい面白い。
銀行の本質が、ありありと書かれていて、自分の思っていた銀行とは違う。
花咲と相馬のコンビも痛快で、上司にも歯に衣着せぬ花咲とのやり取りが面白い。
よくそんなにいえるな、ということまで言うのだから、
池井戸さんは、半沢で知って、興味があったので、次は半沢シリーズを読んでみたい。



