週刊少年ジャンプの押しも押されぬ看板作品で、アニメ映画も毎年大ヒットしている「ONE PIECE」。
そのヒットの理由を、NHK「クローズアップ現代」が分析していた。

いわく、作中で描かれる「仲間のために困難に身を投げ出す」というテーマ、
そのひたむきさや信頼感、「絶対に切れない関係(=絆)」に現代人は惹かれているのだと。

ほとんど取材を受けることがなく、
今回のNHKの取材に対してもルフィが「インタビューは受けねぇぞ!!」と言っている1枚のイラストだけを提出した尾田栄一郎。
(ただし作画をしているスタジオ内の取材はOK)
その尾田をかつてラジオ番組に出演させた、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーは

現代はみんな自分のことばかり考えている、人のことをあんまり考えない。
だから、時代として人のことを考える作品が支持されるようになっている

と語っていた。

鈴木Pは尾田とのインタビューで、「ONE PIECE」を読んだときの感想を「任侠ものだね」と伝えた。
これに尾田は我が意を得たりと「好きなんです。『七人の侍』をイメージしました」
「座頭市も全部見ています。一時代を築いたエンターテイメントに興味があるんです。
日本人の魂を描いていきたい」と語った。

ジャンプ連載のヒット作といえば「BLEACH」「NARUTO」「銀魂」といろいろあるが、
その中でも特に「絆」に重点を置いて作品を作っているからこそ、
ONE PIECEの大ヒットがあるのかもしれない。

ONE PIECEはよく「最初からあちこちに伏線が張られている」と言われるが、
これは「過去に伏線をちりばめている」のではなく、
絆だからこそ、いつまでも切れず、どこかで再び繋がってくる、という作りになっているからなのか。

投稿者: chisato

ものかきのはしくれ。