本日は、東京工業大学世界文明センターフェローの桜井 進 教授が
「ジョン・ネイピア対数誕生物語」のサイエンスレクチャーをしに来てくださいました゚+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚
大まかな内容としては、
・ネイピアは44歳のとき、三角関数に現れる大きい数の計算に苦しむ天文学者を助けるために新しい計算方法を見つけ出す決心をしました。
・その20年後ネイピアは、対数を見つけ出し、
『Mirifici Logarithmorum Canonis Descriptio』(ラテン語版、奇跡の対数法則の記述)
『Description of the wonderful canon of logarithms』(英語版、驚異の対数法則の記述)
の本を作りました。
しかし、その本は全く理解されることがありませんでした。
そんな中、天文学者のブリッグズがその本質を見抜き、
ネイピアの後を受け継ぎ、ネイピアと共に対数を研究することとなりました。
そして、1616年、現在私たちが使っている常用対数が二人の手によって考案されました。
ブリッグスは常用対数表の作成をネイピアと約束し、7年を費やしそれを果たしますが、
そのときにはすでにネイピアは亡くなっていました。
と、このような感じでした。
桜井教授は、BGMを巧みに使い、連続した10つの数の和の簡単な計算方法、100に
近い数同士の掛け算の簡単な計算方法などを交え、
楽しく分かりやすく説明してくださいました♪
講義の後の、「pHはなぜ対数を使って求めるんですか?」などの質問にも、
「pHを対数を使わずに求めると、とても小さい数になるから、数を拡大するために対数を使うんです。」としっかりとした答えをいただきました!
ぼくは数学が得意ではないのですが、桜井教授のレクチャーはとても興味深く聞くことができました。数学に興味を持てた気がします。多分・・・。
桜井教授、お忙しく、大変な中、ありがとうございました!!
以上kagaminがお送りいたしました。