今年は、東日本大震災の影響で節電に対する意識が強まり、個人というより企業側が率先して節電をおこなっております。電力が押さえることができれば、計画 停電の恐れもなくなり、電気代も浮くという一石二鳥であり、取り組まない理由などが無いわけですが、みなさんが節電と思ってやっていることの中に実は節電になっていないことがあるかもしれません。
■実は節電にならないこと
1、節電タップはつけるだけではだめ。
節電タップはつけるだけでは駄目で、ちゃんと電気を切らないと節電効果はありません。つまり、節電タップ自体に節電する機能はついていないということです。となると普通のタップで十分ですよね。
2、除湿運転は効果なし
逆に除湿は冷房より多く電気を消費してしまいます。
3、「エアコンをこまめにオンオフ」は効果なし
こちらもオンオフ時に電気を多く消費するので、逆効果です。
4、液晶テレビはプラズマテレビより電気代が安い
●液晶テレビ
210W÷1000×2時間×21.78円/kwh=約9円
●プラズマテレビ
277W÷1000×2時間×21.78円/kwh=約12円
5、ロボット型掃除機のほうが普通の掃除機より電気代が安い
●ロボット
90W÷1000×0.25時間×21.78円/kwh=約0.5円
●通常の掃除機
580W÷1000×0.1時間×21.78円/kwh=約1.3円
6、サマータイムは無駄
冷静に考えれば家に帰って、クーラーガンガン効かせて、ネットしているのであれば、人が散らばる分使用電力は増えますよね。
7、打ち水は無駄
湿度を挙げてしまうので、効果はありません。
8、冷蔵庫のカーテンは逆効果
本来の冷却機能を発揮できなくなる上、邪魔になるため開閉時間が長くなり、その分使用電力が増えます。
節電自体はやるべきですし、電気代が浮くのであれば家計にも嬉しいことです。ただ、節電だと思ってやっていることが実は節電でなかったとなれば、実にバカバカしい話です。
いろいろな節電に取り組むことも大事ですが、一度振り返って、それが本当に節電につながっているのか確認することも、大事なのではないでしょうか。
■ソース:http://www.yukawanet.com/archives/3843637.html