献血をすると“お礼”として飲食物などが用意されること、ありますよね。
中国のある献血会場で提供されたお菓子が、有名なお菓子のニセモノだったことが、「ひどい」と話題を呼んでいます。
中国のネットユーザーが微博(中国版Twitter)に投稿したことで判明したこの一件。中国メディア大河網などによると、数日前、張さんという男性が河南赤十字血液センターで献血をしたところ、“お礼”として牛乳とクッキーのオレオを係りの人からもらったそうです。
ところが、張さんは家に帰り、そのオレオを食べようとしたとき、違和感を感じる。パッケージをよくよく見ると、中国語のオレオを意味す る「奥利奥」ではなく、一文字違う「奥利粤」と記されていた。パッと見ただけ では本物と錯覚してしまうほど本物とそっくりなパッケージデザイン。きちんとした形で献血をしたのに、ニセモノの「奥利粤」を渡されたことに釈然としない張さん。彼に代わり、妻が微博に怒りの書 き込みをすることにしたそうです。
「献血は物品を欲しいからやっているわけではない。でもだからってニセモノをよこすなんて」と激 怒する張さんの妻。ネットユーザーからも「今後は献血会場で提供される食べ物はきちんと確認しなければ」「人の善意を何だと思っているのだ」「もう二度と献血なんてしな い」など、反発の声が多くあがりました。
メディアから取材を受けた同センターの関係者。「このお菓子は確かに私どもが配布したも のです」と提供したことは認めたが、「信頼できるメーカーの製品で、品質上の問題はありません」と返答したという。騒動の拡大を受けたため、現在はす でに配布を停止したとのことです。
確かにこれは、ちょっとひどいと思います。お礼目当てでなくとも、なんだか腹立ちますね。偽物を提供するくらいなら、最初からないほうがいい気がします。