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「解読不可能」暗号、解ける。

どーも、T.Kです。

今回はこちら、解読不可能とされていたはずの『ペアリング暗号』が解けてしまった、という矛盾をはらんだ話題です。

MSN産経ニュース(http://sankei.jp.msn.com/economy/news/120618/biz12061816270012-n1.htm)によると、

富士通研究所と情報通信研究機構、九州大学は18日、IT分野のセキュリティーに用いる次世代の暗号「ペアリング暗号」について、278桁長の暗号解読に成功、世界記録を更新したと発表した。「解読には数十万年かかり、事実上不可能」とされてきたが、攻撃法の工夫によって約148日間で成功、同暗号の脆弱性を証明した。

とのことです。

ちなみに『ペアリング暗号』とは、同サイトによると、

与えられた数値gとaに対し、gのd乗がaとなるような整数d(対数値)を求める「離散対数問題」を利用した公開鍵暗号。

らしいですが、はい、意味がわかりませんね。

そんなわけで、Wikipedia(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%A2%E6%95%A3%E5%AF%BE%E6%95%B0%E5%95%8F%E9%A1%8C)より「離散対数」の項を引用。

離散対数(りさんたいすう、英: discrete logarithm)とは、通常の対数の群論的な類似物である。

……?

さっぱりですね。

次に、同サイトより、「離散対数」の定義の項を引用。(サムネもこの項より引用しております)

一般に、G を位数 n の有限巡回群とする(群は乗法的に書かれているものとする)。b を G の生成元とすれば、G の任意の元 g は、適当な整数 k を用いて g = bk の形に書ける。さらに、g を表現する二つの整数 k1, k2 は必ず n を法として合同である。したがって、g に n を法とする k の合同類を対応させることにより(以下略)

つまり、要するに、「とても難しいもの」ということです。

これをサクッと解いてしまうとは、日本もスゴイですねー。

作成者: T.K

千里高校45期生にして卒業生のT.Kでした。さて、新たな世界へ。

2014/3/4:卒業