出オチである。
この記事はタイトル以上のことは行われない、ということを肝に銘じてから見ていただきたい。
ヒカルの目の前に、大量のハイチュウがある。
全員の目がヒカルに向けられる。後輩たちの期待の眼差し、マウスの興味なさそうな眼差し。そして、自分自身のプライド。
考えずとも、答えは出ていた。
食おう。一口で。
無心で、食い始めた。
一個目、何のことはない。美味い。
二個目、少年少女の夢である二つ目。リッチな気分に浸る。
三個目、口の中にグレープがあふれてくる。
四個目、リッチを越した、贅の極みへ。
五個目、とってもハイチュウだ。
六個目、まだ……いけるぞおおお。
七個目、なんだかアゴが痛くなってきたぞ。
八個目、アゴ痛い。
九個目、アゴ
十個目、AGO
十一個目、一瞬我に返って、何をしているのかと思う。しかし、すぐに元に戻った。
一二個目、よっしゃあああああああああああ。
気が付けば後輩たちの関心はなくなっていた。マウスの関心はもともとない。
残ったのは口いっぱいに広がるグレープジャングルさんである。
五分後、ヒカルは何とか完食。
結論
口のなかが甘い、甘すぎる。
アゴが痛い。
みんなの視線も痛い。
教訓
一気に食べるの、良くない
もう二度とこんな思いはしない。そう誓った十六の夕方。
※これは十月二十三日に実行されました。