「いじめ防止には、怖い武道家の先生が必要」
27日に文部科学副大臣に就任した谷川弥一衆議院議員の、最初の記者会見での言葉です。
谷川さんは、いじめたら怒られるということを理解してもらうには怖い先生が学校にいることが必要だと言い、武道家。一番いいのはボクシングだと思うが、空手、剣道、柔道、プロレスも入るかなと格闘技を並べ、いないなら警察OBを雇うと続けました。
党内では賛同が得られていないと言いながらも、「なりふり構わずやるべきだ。いまから関係者の説得に入ります」とも言いました。
さて、この理論にあなたは賛成ですか?
いろいろな意見があると思いますが、私にはこれはまるで恐怖政治ならぬ恐怖指導に思えます。
生徒の話を聞かずに恐怖で生徒を無理やり従わせるような先生が増えてしまいそうです。
生徒からすればその先生の姿は「生徒をいじめる先生」に見えるのではないでしょうか。
生徒に必要なのは本当にそんな先生なのでしょうか。
いじめをする生徒は、個人差はあれど心に痛みを持っています。
生活に苦しみ政府に反抗する国民に必要なのは「圧政」ではなく「社会保障」なんです。
いじめをする生徒に必要なのは「恐怖で生徒を従わせる先生」ではなく「生徒の心を根本から救ってくれる先生」なんです。
それ以前に、「いじめをしたら怒られること」を理解してもらのではなく「いじめをしてはいけない理由」を理解してもらうのが大事だというのは誰でもすぐに分かることですよね。
※あくまで個人の意見です。