今年も日本のプロ野球界から夢を追ってメジャーリーグへ挑戦する選手が何人か出ましたが、メジャーリーグなら無条件にすごいかというとそんなこともなく、ヒューストン・アストロズはここ2年連続で100敗と横浜ベイスターズを上回る圧倒的な弱さを見せつけています。その弱さを象徴するような試合が2012年8月6日のナショナルズ戦。本当にプロなのかと疑いたくなるような連携には(アカン)という言葉しか出てきません。
試合が行われたのはアストロズのホーム。1回裏にアストロズが1点先制するも、ナショナルズが4回5回に合計4点を取って逆転。アストロズは6回に2点取って1点差に追いつき、9回裏、ナショナルズがクローザーのタイラー・クリッパードを投入するも同点に追いつくという劇的な展開。その11回表の攻撃がコレ。
ノーアウト1塁でランナーはロジャー・バーナディーナ。バッターのカート・スズキが送りバントをしようとした場面がコレです。
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Baseball Video Highlights & Clips | WSH@HOU: Bernadina scores go-ahead run on two errors – Video | MLB.com: Multimedia
カート・スズキが1ストライクから高めに来た2球目をバント。ボールは少し高くはねて本塁~一塁間へ。
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ピッチャーと一塁手がボールを奪い合う
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ボールを拾った一塁手が一塁カバーに入った二塁手へ悪送球
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ボールがファールグラウンドを転々とする間にバーナディーナは三塁を蹴ってホームへ、ボールはライトから二塁手へ
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二塁手が投げたボールはキャッチャーの頭上を越えていき、バーナディーナがホームイン
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キャッチャーがボールを拾いに行く間にスズキは三塁へ
(アカン)
このあと、ノーアウト三塁から追加点を奪えないナショナルズもナショナルズだと思いますが、それにしたってこれはないわー。なお、このアストロズは来季からアリーグ西地区へ移動。イチローがどれだけヒットを打っても勝てなかったマリナーズとか、ダルビッシュの所属するアスレチックス、中島裕之が今年から所属するアスレチックスがいる地区です。マリナーズ対アストロズとか、ファンは胃に穴が空くのではなかろうか……。