竹下景子と藤村志保、森脇英理子が嫁姑3代で弁護士事務所をやっているというサスペンスドラマの第2弾。最初は「藤村志保(74)の娘に竹下景子(59)は無理だろ」と勘違いしていたが、そういえば嫁姑だった。娘(中山忍)がレイプされたために北村総一朗が犯人を殺したと思ってしまった村田雄浩は無実の罪を被るが、北村総一朗は冨家規政をかばっていたという話。借金問題と娘や妻がレイプされての恨みという、サスペンスとしてはオーソドックスな構造。ただ、最近は社会情勢もあってかレイプ描写自体が減っている気がするので、そこは珍しいなとも。また、真犯人役だった冨家さんはわりと2サスへの出番は多いが、途中で殺されるような役が多い。

それにしても竹下景子の髪染めが黒すぎて、よりおばあちゃん度合いが強まっているのが辛い。大河ドラマ「龍馬伝」では福山雅治演じる坂本龍馬の母親を演じたが、あれぐらいの白髪でも全然おかしくない年齢(59歳)だけに、真っ黒に染めてしまうのはやりすぎ。「嫁姑3代」のおばあちゃんにあたる藤村志保が74歳ながら凛とした立ち振る舞いで、頭髪こそ銀髪ながらも「若い」と思わせる姿だっただけに、竹下景子が痛々しかった。ここの3代、上が藤村志保(74歳)、竹下景子(59歳)、森脇英理子(31歳)という構成だが、竹下景子のところを浅野ゆう子(52歳)にするだけでスッキリと腑に落ちると思うんだな。かつて「トレンディドラマの女王」と呼ばれた浅野ゆう子、今は2サスの女王と呼んで差し支えない万能っぷりを見せていると思う。山村美紗サスペンスでの本人(山村美紗)役はもちろん、警察関係者でも弁護士でも、まったく違和感がない。何より、年齢並かちょっと若いぐらいに見える。もっと出番が多くてもいいぐらいだと思う。

女三代 如月法律事務所2~もう一つの真実~:テレビ東京

そういえば、月曜日には月曜ゴールデン「女医・早乙女美砂『ガラスの階段』」があったが、こちらは最後まで見ることができなかった。スケジュール的な制約ではなく、視聴断念。そもそもコレ、原因不明の嘔吐とめまいに悩まされた少年の治療を巡って病院内で対立があり、少年の家族にも問題が……と、いわゆる「サスペンス」とはちょっと違うために興味が持たなかったのもあるが、なにより「主役が真矢みき」。

真矢みきはこれまでにも2サスでは何度か主役を張っていて、2012年10月から12月にはテレビ朝日の木曜ミステリー枠で「捜査地図の女」の主役をやった。木曜ミステリーってのは今は「科捜研の女」を放送中で、最近はコレと「京都地検の女」「おみやさん」が毎年放送されている、鉄板の1サス(1時間サスペンス)枠。ドラマは1クール10本ほどで構成されていて、それを1年間に4作品放送するわけなので、上記3本の他にもう1作品必要になる。「捜査地図の女」はその4本目の柱にすることも目指していたのか、上司に中村梅雀、夫に渡辺いっけい、同期が石黒賢で、同僚に宇梶剛士と内山理名が入るなど、キャスティングにも相当の力が入っていた……のだが、1クールぱっとしないままに終わってしまった作品。

たぶん、真矢みきはサスペンスに向いていない。何がと言われると困るが、演技具合とか、声とか、サスペンスにはやはりある種のテンプレがあって、そのテンプレに合わない人は厳しいのだろうなあ。

そもそもこの企画を書こうと思ったのは、1月上旬に船越英一郎や片平なぎさ、佐戸井けん太、本田博太郎あたりのキャストがサスペンスでカブりまくったので「オイオイ」と思ってまとめてみようかと始めたわけだが、そうやって見始めると、意外とカブってないんだな、キャスト。

投稿者: chisato

ものかきのはしくれ。