皆さんはカメムシを知っているでしょうか。西日本の方ではあまり見かけませんが、秋になると家に入ってきてそこで冬眠するのです。しかもその時、化学信号を発して仲間を呼び集めるのですから大変です。
なぜ大変かというと、このカメムシというやつは死んだり、死にかけたりするともの凄く臭いにおいを発するのです。たとえるならコリアンダーというセリの一年草の匂いに石鹸を混ぜたような匂いです。それが大量に家に入ってくるとなるともう大変です。それだけでなく、農業に対して害虫でもあります。
そのカメムシが今アメリカで猛威を振るっています。特に農業被害が酷く、数十億ドルとも言われます。
もともとこのカメムシがアメリカに入ったのはそう昔の事ではなく、1990年代に中国から輸入されてきた梱包材に混じって持ち込まれたのです。外来種はどんな種類であっても被害を及ぼすのですね。
近年アメリカではこのカメムシ被害に対して調査、研究を続けてきました。しかし、今年はアメリカの政府機関が閉鎖され、この研究も出来なくなっています。
カメムシ対策としては、物理的に取り除くか、家の中にいれない事が良いとされます。殺虫剤などで殺してしまってもいいが、そうすると、家の中がとんでもなく臭くなります。
メリーランド大学エクステンション・サーヴィスのマイク・ラウプ氏が作成した動画もどうぞ。↴
http://www.youtube.com/watch?v=9jIgJ4WjryY&feature=player_embedded
ソース元はこちらhttp://wired.jp/2013/10/11/alien-invasion-the-stink-bugs-are-coming/