その男性は英中部の街リーズ近郊のモーリーで暮らすシェルドン・ムポフさん。彼は今年8月、自宅の庭に芝生を敷き詰めようと、庭の土を掘り返していました。日本ではあまり見ない光景ですが、あちらでは日常茶飯事なのでしょうか。
その最中、振り下ろしたつるはしを下にあった物干し綱へ当ててしまい、勢いよく跳ね返ったつるはしを避けきれずに、額へグサリ。
しかし、意識はハッキリとしていて、大きなダメージを受けていないと思った彼は止血を行いながら、英国の国民保健サービスが運営している非緊急性の医療相談窓口「111」番へ電話し、担当者からは「救急車を呼ぶ必要はない。しかし、1時間以内に病院へ向かうように」と指示され、すぐにバスを利用して病院へと向かったという。私ならすぐ行きますがね。
あまりに元気な彼の様子に、あたりまえのことだが、医者も最初は重傷とは思わなかったとのこと。ところが、レントゲン写真とCTスキャンで頭を検査すると、彼の傷は「あと数ミリで脳に達していた」ほどの大けがだと判明しました。彼の額の真ん中には大きな穴が開いてはいたが、幸いつるはしの先端が空洞部分で止まったため、大けがではあったが深刻な影響を与えるまでには至らなかったようです。なんという奇跡!
結局つるはしの傷に5針縫って数種類の薬を一晩投与されただけで治療は終わり、現在彼は傷も治って元気に過ごしているそうです。
いやー、本当に軽傷で良かった。数ミリ深かったら大怪我ですよ。最悪死んでしまいますよ。これこそまさに、不幸中の幸いというやつですよ。今後も気をつけてもらいたいものですね。
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