1月16日(木)、築地・新喜楽において、芥川賞・直木賞の選考会が行われました。
そして、記念すべき第150回芥川賞・直木賞授賞作品が決定!
今回は、どちらの受賞者とも女性という、現代を反映した結果に。
○芥川賞
●授賞作品:「穴」(小山田浩子著)
・あらすじ
田舎に映り込んだ「私」は、黒い獣を追ううちに、得体のしれない穴に落ちてしまう
新潮社より出版
・作者の経歴
小山田浩子(1983年~)
2010年、『工場』で第42回新潮社新人賞を受賞、作家デビュー。
●今回のその他候補作品
○直木賞
●授賞作品
- 「恋歌」(朝井まかて著)
・あらすじ
時は幕末、女流歌人として塾を主催していた中島歌子は、熱烈な恋を成就させ、水戸へ下るが……。
講談社より出版
・作者の経歴
朝井まかて(1959年~)
2008年、『実さえ花さえ』で小説現代長編新人賞奨励賞を受賞、作家デビュー。
2.「昭和の犬」(姫野カオルコ著)
・あらすじ
昭和から平成までの45年、犬とともに生きた、一人の女性が掴んだ幸福の形とは
幻冬舎より出版
・作者の経歴
姫野カオルコ(1958年~)
1990年、『ひと呼んでミツコ』で作家デビュー。
1997年、『受難』 2003年、『ツ、イ、ラ、ク』 2006年、『ハルカ・エイティ』 2010年、『リアル・シンデレラ』と四回、直木賞候補にノミネートされている。
●今回のその他候補作品
○芥川賞、直木賞情報、バックナンバー等→文藝春秋HP
どの作品も、読んだことがないものばかり。
本屋によると、大々的に特設コーナーを設けたりしていましたね。
これをきっかけに、新しい作家さんに手を伸ばしてみようかと。
直木賞、芥川賞は持ち込みではなく、すでに発表された作品から選ばれるので、選ばれるにはまずデビューしなくてはいけませんね……。
そして150回の歴史を、これからも紡いでいく人が現れるんでしょうね。
「第150回「芥川賞」「直木賞」受賞作品決定!」への4件の返信
いとうせいこうさんではないか。
大学の図書館に文藝春秋は置いてあるわ、読んだことないけど。
芥川賞とか直木賞とかあんまり読んだことないな…
是非オススメの過去の受賞作とかあったら、教えてもらいたいっす。
直木賞は、道尾秀介さんの、「月と蟹」がおすすめ!
http://insmagazine.wpcomstaging.com/20130823_contents29938_wocb1355/
不動の直木賞人気作は、やっぱり東野圭吾さんの「容疑者Xの献身」だけど。
芥川賞は、安部公房さんの「壁」とかどうだろうか。
でも、一番のお勧めは芥川賞を惜しくも逃した太宰治作品ですよ。
選考委員の川端康成と手紙で口論して、作品を酷評されて、悪口書き連ねて……ってしても芥川賞をとれなかった無念。
太宰はいいよ太宰は。みんなもダザイストになろ!