村上春樹さんが、「文藝春秋」12月号に、発表した短編小説、「ドライブ・マイ・カー」
主人公の俳優が、運転手で北海道中頓別町出身の女性と、思い出を語り合うという内容でした。
その作品の一場面、運転手が車の窓から、煙草をポイ捨てします。
その時、主人公の気持ちとして、「たぶん中頓別ではみんながやっていることなのだろう」という表現が。
この表現に、中頓別町の町議会有志が抗議のコメントを寄せた。
「町の9割が森林で、防火意識は高い。煙草のポイ捨てが『あたりまえ』なんてことはない」
「村上氏は多くのファンがいるので、影響力は計り知れない。誤解を与える可能性がある」とのこと。
村上氏から何らかの回答が得られない場合は、町議会にかけることも検討しているようです。
やはり影響力の強い作家となってくると、表現にも気を遣うべきだと思いますね。
その土地土地のことを良く調べて、根も葉もないことを書くのは少しいただけない。
特に、こういった環境についてのことは、尚更でしょうね。
参考:毎日新聞
「北海道中頓別町、村上春樹に抗議「作品の表現が許せん!」」への4件の返信
行く末が気になるなあ……謝罪文とか出すんかしら……
村上春樹、僕は全然読まないけど、ファンはほんとに凄いからね・・・
影響力とかマジで怖いです。
村上春樹を再読しようと頑張る……
北海道新聞によると、村上さんは単行本化する際には中頓別を別名に変えることにされたそうですね。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/519784.html