2030年以降での実現を目指す火星の有人探査に日本が遅ればせながら名乗りを上げることになった。アメリカのオバマ大統領は2030年代半ばまでの実現を表明しており、中国も2050年代に人類を火星に送る方針を公表している。それに比べると日本の取り組みはまだ曖昧だ。
まず人類が地球外の天体に行くのは、1972年にアポロ計画で人類が月に到達して以来だ。火星までの距離は約5500万キロで月までの距離(約38万キロ)の100倍以上で、往復には3年を費やすだろうといわれている。宇宙飛行士はこの間強い宇宙放射線にさらされることになる。この放射線は従来の宇宙船の壁では十分に遮蔽できず、さらにNASAは火星探査車「キュリオシティー」の測定の結果から飛行士が浴びる量は許容範囲を超える可能性があると発表した。
ではなぜこんなに困難がありながらも火星探査をしようとするのだろうか?
それは実施する目的の一つに火星がテラフォーミング(惑星地球化計画)が行いやすい惑星だということあるからだ。火星は人類が住める環境に作り替えれる可能性があるといわれており、人類がほかの天体で自給自足による共同生活をするための最高の場所である。火星は我々の子孫たちに希望にみちた夢をもたらしてくれる
今回、文部科学省は火星には長期滞在や資源利用などの可能性があり、挑戦する意義がフロンティアとしている。
しかし、実現に向けた技術開発や費用などについて、参加国による役割分担の議論や日本人飛行士を探査機に乗せるかなど計画の検討もまだこれからだ。
まだまだ課題は多いが、本当に火星に住めるようになるなら生きている間に実現してほしいものだ。
記事元:http://www.huffingtonpost.jp/2014/06/01/mars-human-exploration_n_5425964.html?utm_hp_ref=japan
火星…電波悪そうなので私はそこまで住みたくないですね………。
火星人は気になりますけど。