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コロンビアに住む少年、ディディエ・モンタルボくん。彼の背中には先天的な皮膚の変異がありました。それはまるで「カメの甲羅」のように巨大だったため、周囲の人たちは恐れを抱き、ディディエくんを避けました。もちろんディディエくん自身も様々な制約を受けてきました。そのたびにいつも悲しそうな顔で「僕はどうしてこんなものを持っているの?」と聞いてくるディディエくんに対し、母親のルスさんはかける言葉が見つからなかったそうです。

何とかしてあげられないのか―。ディディエくんの家族がそう悩み続けている中、2011年にディディエ君のことを知ったイギリスの形成外科医ニール・バルストロード氏が彼の「甲羅」を取り除くために立ち上がりました。
彼の皮膚の症状を「先天性メラニン細胞性母斑」の重症なケースであると判断したバルストロード医師は、自らコロンビアの首都ボゴタへと渡り、無料で切除手術の指揮を執ったのです。

困難を極めた切除手術は無事に成功し、ディディエくんは「甲羅」から解放されました。それまで彼が受けてきた差別や制約がどんなにつらいものだったかを考えると、赤の他人である私にとっても彼が甲羅から解放されたというのはとても嬉しいです。それ以外に言葉が出ません……。

手術終了後、バルストロード医師はロンドンの地元紙のインタビューでこう振り返っています。

「私たちが最も重視したのは、体重の20%にもなる重荷を取り除き、ディディエくんが社会とのつながりを持てるようにすることです」
「今まで見た中で、あれは最もひどいケースでした。ジャガイモが詰まったリュックサックを背負っているようなものですから、彼は苦しかったに違いありません」
「皮膚全体の実に4分の3が影響を受けていたのです。切除後、何段階もの複雑な皮膚移植に取り組む必要もありました」

体重の2割となると、8歳の少年にとっては大きすぎる「重荷」になっていたと思います。経験した人にしかわからない辛さや苦しみがディディエくんを襲っていたのでしょう……。本当に切除手術が成功してよかったです。

ディディエくんとバルストロード医師のことが報道されると、世界各地からディディエくんへの応援とバルストロード医師への賞賛のコメントが多数寄せられました。現在もコメントは寄せられているそうです。

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イギリスのテレビ番組に出演するディディエくん

 

さらに、ディディエくんと母親のルスさんは、今月イギリスにわたり、同じ病気に苦しむ人たちを勇気づける活動をされるそうです。テレビ番組に出演したり、支援組織を訪問したり……。素晴らしいの一言に尽きますね。病を克服して元気に活動している人の姿を見ると、今同じ病に苦しんでいる人も「自分もいつかまた元気になれるんだ!」と勇気づけられると思います。同じ境遇の人の活躍はとても印象に残るというのは私にも理解できるところがあります。

70億人もの人が住むこの地球には、様々な病を抱えた方や、貧しい環境で生活している方が多くおられます。健康な身体で何一つ不自由なく過ごしていられることに感謝しなければいけないなあと改めて感じました。

 

参考記事:背中に巨大な甲羅を持つカメ少年 ― 切除手術に成功し患者たちへ希望を届ける!―TOCANA

元記事・画像引用(アイキャッチ画像含む):Boy had giant ‘turtle shell’ mutation removed from his back after UK surgeon flew out to Colombia to treat his rare condition―The Daily Mail

投稿者: 波助

高2になった47期生、波助です。携帯のメール受信音が「ふなっしーだなっしぃ~!」になっているのはあまり知られてはいけないことです、はい。ポケモンって楽しいっすね。もっと強くなりたいなあ。でも毎日が忙しすぎて最近やれてないなあ…。そして小説もがんばろっ…。

「「カメの甲羅」と揶揄された皮膚の病を抱えた少年 ― 手術に成功し希望を届ける!」への1件の返信

  1. バルストロード医師が格好良すぎる、訴訟(するとは言っていない)

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