シリア・イラクで勢力を拡大しつつあるイスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国」。彼らの残虐な行為は、現在世界中から批判を集めています。
そんなイスラム国のメンバーになるため、最近活動拠点のシリアへ欧米の若い女性が多数渡航しようと試みているそうなんです。
女性たちは民兵の結婚相手やイスラム国が制圧する地域に住む民衆の監視役として勧誘を受けてシリアへの渡航を目指そうとするらしく、欧米各国の政府は女性たちのシリア渡航の阻止に全力をあげています。
最もシリアへの渡航者の多いフランスからは、これまでに約950人が過激派組織に加入するためにシリアへの渡航を試みたり、実際にシリアに入国している模様(フランス内務省)。そのうち175人が女性だそうです。14~17歳の幼い少女がシリアへの渡航前に拘束、事情聴取を受けるなど事態は深刻です。
米国・ベルギー・スペインでも、今春以降シリアに渡航しようとした女性が拘束されています。
外国人への巧妙な勧誘によって組織を拡大させ、勢力を強めている「イスラム国」。欧米諸国への不満から繰り広げられる殺人などの残虐な行為は決して許されないものだと思います。だからといって、米国などのようにイスラム国の拠点に空爆を行って組織を壊滅させようとするのも、罪のない人たちを巻き込んでしまっていて良くないと思います。
一刻も早い、話し合いによる平和的な解決がなされることを私は微力ながら願っています。
参考記事:[ilink url=”http://www.yomiuri.co.jp/world/20140911-OYT1T50036.html”%5D仏少女「神に近づく」…欧米女性、続々シリアへ%5B/ilink%5D
アイキャッチ画像は[ilink url=”http://japanese.irib.ir/programs/世界の情勢/item/46639-イスラム教に反するイラクとシャームのイスラム国”%5Dこちら%5B/ilink%5D から引用しました。