カテゴリー
レビュー

120,600mAhの超絶大容量モバイルバッテリー「Anker PowerHouse」をイベント用にゲットしてみたよレビュー

この前の関西コミティアに持って行って「やはり超絶大容量モバイルバッテリーは必要だな!」ということで、自前でポチった「Anker PowerHouse (434Wh ポータブル電源)」が届いたので記録しておく。昨日のイベント時では実使用において、レッツノートを接続して常時Wi-Fiモバイルルーターに接続しっぱなし状態%輝度を2段階下げた状態で、開始時の午前10時半時点で残り39%だったが、15時時点で残り14%だった。やはりかなり使えると言わざるを得ない。さすがにノートPCを2台接続すると許容量を超えて警告音が鳴り響いたが仕方あるまい。

これが外箱。本体が4.2kgもあるので上部に持ち運び用の取っ手が付いているのはポイント高い。

パカッと開けると説明書登場。中身は公式サイトのPDFファイルを見た方が早い。

さらに開ける。何か黒いのが見える。

黒い発泡スチロールっぽいフタ状のものを取り除くと本体を発見。

出してみよう。

半透明の袋に入れられており、カサカサしている。

iPhoneと比較。本体サイズは約200 x 145 x 165mm。

上が真っ平らなのが実に良い。ぶっちゃけ大容量のバッテリーは他にいくらでもあるのだが、上が真っ平らになりつつもちゃんと持ち運び用の取っ手があるというこのデザインで選んでいるようなもの。

袋から出したところ。左端が充電用端子、左から2番目がシガーソケットとかで使えるもの、左から3番目がUSBポート、そして一番右端が本命のコンセント。ここにノートPCのAC電源をぶっ刺すわけだ。

本体向かって左側面はこうなってる。取っ手を上げてみたところ。

背面はこうなっていて、下部に放熱用のスリットらしきものがある。正直、使っていても熱は気にならない。

向かって右側面。左側面とまんま同じ。

底面にはゴム足が4つ。かなり安定感が高く、グリップ力も強い。イベント会場の机の上に置くのにちょうど良い感じ。

本体充電用のAC電源はどこにあるのかというと、箱奥にあるこの青い箱の中。

ざらざらと中身を出してみる。

この2つを組み合わせるわけですな。

できた。あとはコンセントにさす&本体の充電ソケットにもさせばよろしい。

グサッとな。

初期状態で最初から73%充電されていたので、買ってすぐに使える状態。いや、すぐに使うのではなく、すぐにコンセントから充電すべきだろう。

実際に給電する際には、各端子の上にあるスイッチを押すと、モニター部分に表示され、給電可能になるという仕組み。ちょっとでもバッテリーをもたせようという思想でこうなっているわけ。下記画像だと「AC」と表示され、さらにコンセント部分の真下のランプが点灯しているのが分かるはず。これで利用できる。自動的にオフになったりしないので、使わないときや本体のバッテリーを充電する際にはもう一度スイッチを押して手動でオフにする。この手順が大事。

すべての端子からの給電をオンにするとこうなる。

各スイッチは押す度に「ピ!」と音が鳴るのでわかりやすい。実際に音が鳴る様子はコレ。

肝心の価格はAmazonだと4万9800円。高い!しかしイベント時だけでなく、災害時にも使えると思えばまぁそういうものと割り切るしかない。あと保証は18ヶ月+ユーザー登録で6ヶ月追加=合計24ヶ月、つまり2年もあるのでここはさすがAnkerといったところ。このバッテリーの中身はリチウムイオンバッテリーなのでぶっ壊れたら超ヤバイので、そのあたりも気をつかっておきたいところ。

今回ゲットしたのは2台目なのでかなり正確に評価できると思いたいが、実際に使ってみて思うのは「4.2kgは重くない」ということ。そもそもイベントに持って行くときにはキャリーに入れたり、自動車に放り込んだり、そういうのばかりなのでこの重さは「軽い」方に入るのだ……。他に持って行くのがもっと重い&デカいものばかりなので。

それよりも何よりも最大のメリットは「安心」、もうこれに尽きる。ノートPCやスマホやモバイルルーターのバッテリー残量がガンガン減っていくと、その減り方に応じてどんどん心細くなっていく。バッテリーが減ると人間の心の余裕も減っていくのだ……これが人のサガか。しかし、12万mAhものパワーがあるとどうだろうか。萎えていた心のパワーも復活し、それまでビクビクと電源オフになるのではないかと言うことで無意識のうちに抑圧されていたさまざまなものが消え失せるのだ。バッテリーは翼を授けてくれる、確かそういうキャッチフレーズもあったはずだ。

近い将来というか近未来、ありとあらゆるところからワイヤレスで給電され、充電され続けるような時代が到来するまで、今回のような超絶大容量モバイルバッテリーは生き続けるだろう。むしろ停電の恐怖はどんな未来になっても消えることはない。姿形を変えて常にモバイルバッテリーは存在し続ける。そう、いついかなる状態に置かれても安心するための「保険」だと考えれば……この価格もなんとか納得できるのではないだろうか。

作成者: そうすい

ins-magazine.netとins-magazine.orgの管理人。やることいっぱいでいつも大忙し。