1月11日放送の「怪傑!えみちゃんねる」で、テレビ越しでもちょっと「オイオイ……」と思うような説教を見かけました。番組MCは言わずと知れた関西の大物司会者上沼恵美子さんで、そのターゲットはシャンプーハットてつじ。

 番組では3本のテーマトークが行われて、その最後のテーマが「プチカミングアウト!こんなことに幻滅する私って変ですか!?」。そこで上沼さんは「本番でこうやって怒るのは、まだあんたに期待があるから」と言いつつ、てつじの楽屋挨拶について触れました。。番組収録の前に司会者のところへ挨拶に行くのは業界の慣習のようで、たとえば東京03は「オールスター感謝祭」で司会だった島田紳助に挨拶に行かなかったため、本番中に解答者席へ詰め寄られたなんて話もありましたよね。のちに紳助はいろいろな疑惑から芸能界を引退することになったのでアレゲですが……。

 もとい。上沼さんが怒ったのはてつじの態度で、コンビである小出水は「今日もよろしくお願いします」というようなちゃんとした挨拶をしに来たのに、てつじは「あいっす!」というような挨拶だったそうです。挨拶ぐらいちゃんとしなさいという話だったわけですが、「いやいや、あいっすなんて言ってないっすよ!」とてつじが否定したため、「いいや、あんたは言うた。ほんなら言わせてもらいますけど」と上沼さんは次のエピソードを出してきます。

 以前、上沼さんが支払いを持った食事会が行われたとき、上沼さん自身は前の仕事が伸びてしまって、お店に着くのが遅れてしまったのだそうです。タクシーを飛ばして、荷物を持ってお店まで走って行って「遅れてごめんな」と言った上沼さんにてつじは「いっすよ!」と答えたと。「あんた、私の顔色が変わったのわかった?厚塗りやからわからんかったかも知らんけれど、私、顔サアッって真っ白になったよ」という上沼さんのトーンはマジ説教のもの。この話をてつじは「そんなんもういいですやん、次いきましょ、次」と流そうとしました。この話をされた時のてつじの反応に、吉本の先輩である大平サブローはちょっと不愉快そうな顔を見せていたし、小出水は「あちゃー……」というようなあきらめ顔でした。

 上沼さんとてつじはこの番組のほか、ラジオ「上沼恵美子のこころ晴天」でも共演(てつじが隔週パーソナリティー)しています。小出水の挨拶が丁寧だったのは、共演しているのがえみちゃんねるのみで会う機会が少ないというのもあっただろうし、てつじは上沼さんが食事会をするとなるとお店の手配をするなどしているので、割とお気に入りの芸人なのは確か。テーマトークだったとはいえ、これを持ってきたというのは上沼さんはてつじとラジオで共演するようになって以来、そうとう溜めていたはず。ここでてつじが謝っていれば「気ぃつけなあかんで、親しき仲にも礼儀ありや」と収まっていたかもしれない話ですが、てつじが流そうとしたため、さらに次のエピソードが出てきたんでしょう。

 シャンプーハットは漫才師としては今年で芸歴19年。1998年にABCお笑い新人グランプリの優秀新人賞を陣内智則とともに受賞(最優秀新人賞はCOWCOW)、その後は関西ローカルのレポーター芸人となっています。一方の上沼さんはダンナが元関西テレビ常務・制作局長ということもあって、関西のテレビ業界への影響力は絶大。個人の好き嫌いで人が干されるのはあんまり見ていて気持ちがいいものではないけれど、この件で何かあったとしても、完全に自業自得な感じがしています。4月の番組改編期以降、シャンプーハット(特にてつじ)を見かけることが減っていたら「ああ、上沼さん本気やったんやなぁ」ということです。
 かつて紅白の司会者を2年連続で務めた上沼さん、NHKは3年目も司会を依頼していたものの、同じく2年連続で古舘伊知郎との折り合いが悪く、すでに古舘の3年目続投が決まっていたためオファーを蹴ったという話もあります。人付き合いの中で大事なのは、やっぱり相性ですから……。

(トップ画像は写真素材 足成:ねぷたの顔 http://www.ashinari.com/2011/08/31-349846.php)

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