このギュッギュッって感じのかっこよめの演出です。Aviutlを使って作成されたモーショングラフィックスではほぼ見ないことはない演出ですね。わかりにくかったらリピートで見たりスローにしてみてみたりしてくださいね。こっちは後半に説明します。Youtube は2分の1とか4分の1倍速に出来る機能がついてますんで。あと画質も720p にした方がカッコよく見えます。別に一瞬なんでどうでもいいっちゃどうでもいいですけど。
このグルンッって感じの演出もよく見ます、というかこっちの方が見る機会は多いですかね。場面転換とか新しいモノを設置したりするときに便利ですからね、これは是非覚えておきたい技術じゃないでしょうか。単純にカッコよくないですか?
※この記事はある程度Aviutlをいじったことがあって多少慣れていることを前提に書いています。逆に上級者の方は見ても特になんの意味もないレベルの内容なのでスルーして、どうぞ。
じゃあまずカスタムオブジェクトから扇形を出しましょう。
適当な大きさに変えて色も付けてなんか寂しいので背景もつけちゃいましょう。大きさを変えるときは基本的にサイズをいじりますが、扇形はちょっと変わった声質を持ってるので拡大率と併用することもあります。これについてはここ見てくださいね。私はよくわからんかったどすえ。
そしたら扇の中心基準を100に変えましょう。中心基準ってのはなんと言えばいいんですかね、扇の切れ目がどこから入るかみたいなことでしょうか。扇を回したり開いたりせずに静画として使うんであれば回転させたらいいだけなんであまり関係ないですね。今回は動かすので、どこから円が開くかとかどの地点から現れるかが変わります。とりあえず自分でいじってみてみたほうが分かりやすいです。でも実際自分もこれの仕様はよくわかってないです。ちなみに-100でもいいですが、円の向きが逆になります。
じゃあグルンッってさせましょう。中心角のスタートの値を360にします。角度なんでわかりやすいですね。これでただの丸になります。で、移動はいろんなやつがありますがとりあえず直線移動にでもしときましょう。減速もついでに。自分は扇ではよく他に加減速と移動量指定を使いますね。移動量指定全般的にクソ便利すぎる。で、終了の値を0に変えましょう。
こんな感じになったかと思います。グルンッってなってますか?
じゃあこいつ1枚ではつまらないし寂しいので仲間を増やしましょう。
Ctrl+Dは便利
4つの前に置いてあるオブジェクトは動画をちょっと見やすくするためのものなんで気にしないで大丈夫です。
前後関係を考えて位置を変更。
他の3つに色を付けてあげます。
こんな感じで後ろに行くほどくらくなったりグラデーションを付けるとキレイ。無難なんでよく使います。kulerってサイトも非常に便利なんで一度見てみてください。シャドーなんかもつけちゃうと見栄えがよくなります。こういうシンプルな平面の場面では重宝します。
で、色を付け終わったら次は他3つのスタートを遅らせます。ズラして動かすためですね。ここでは2通りのやり方を紹介します。
1つ目は単純の扇形の登場順を少しずつ遅らせていく方法です。少し色や画面が変わってる気がするかもしれませんが気のせいです。多分疲れてるので休んでください。
こんな感じで中々綺麗な仕上がりになるかと思います。
2つ目の方法は中心基準をズラしていくというやりかたです。結果も若干異なります。先に見せておきましょうか。
分かりますかね、1つ目と違って後ろの扇形が均等について行ってます。
じゃあ中心基準を3つとも10ずつズラしていきましょう。一番上のやつは変えなくてオッケーです。
それだけだけこうなります。
後ろの3つが最後まで回ってませんね、そりゃそうです。ズラしてるんだもの。じゃあどうしましょう、中心基準の直線移動にして終了の値を100にしておきましょう。少し強引な感じはしますが、時には強引さも必要ということで。
こうなります。均等になりましたね。自分はどっちかっていうと前者のほうが好きですね、追加でいじりたいときにやりやすいですし。
これを応用すると
こんな動画や
こんな動画まで作れてしまう。センスと技術は各自なんとかしてください。ホントなんとかしてください。
ちなみに「sayonara」のほうのプロジェクトファイルはこんな具合です。頭がおかしいですね。一度治療をおすすめします、いいとこ知ってるんで。
というわけで次はこれですね。
これはもう今まで説明したことができたら簡単です。少なくともこのレベルなら。さっきみたいな動画にあったようなものは810倍くらい難しそうですね。多分364364倍くらい色んなエフェクトを追加しないとダメ何で私はもうムリです。
基本的にライン幅を小さくして中間点を入れて中心角を0からαに変えて中間点でまたαから0に戻すだけです。ライン幅はかなり小さくしないと普通はわかりません。
ぐらいです。もう疲れましたよ私は。
Aviutl は発想と組み合わせ次第で大抵のことはできます。カスタムオブジェクトの多く?全部?がそうなんですかね、よく知らないですけど。スクリプトなんか見てみると余計実感します。動画を見ると悶絶。皆さんはどんどんかっこいいオシャンティなモーショングラフィックスを作って世の中を平和にしてください。よろしくお願い申し上げます。
「【Aviutl】扇形がグルンって回って円ができたり円が回ってなくなったりする演出の作り方」への1件の返信
お邪魔します~ふらっと立ち寄ってみたら取り上げられていたのでコメントしに参りました(笑)
sayonaraはレイヤーたくさん使ってものすごいことやってる感が出ちゃってますが実はほぼテキトーに数値ぶっこんで下位レイヤーにコピーしまくって気まぐれにエフェクトかけたものをさらにコピーして貼り付けるというコピーの応酬のなれの果てです←
むしろ扇形祭りのシーンが一番頭使ってないシーンだと思います。
結論:扇形は使いすぎると手抜きがバレるので多用しすぎてはいけない(戒め)